ばか、嫌い。でもやっぱ好き。

葵達は圧倒的な強さでボディーガード達を片付ける。

お父様の表情も余裕が無くなってきていた。


お父様「ハハッ。そうだ。お前ら仲間いたな?」

葵「は?」

お父様「確か輝龍だっけ?」

葵「っ!?」

お父様「そいつらから片付けるか。」

葵「てめぇー。」

お父様「お前ら!行け!」


一気に駆け出すボディーガード達。


葵「待てっ!」


流石にボディーガード達。訓練はされてきているため簡単には通してくれない。

人数が多い分に輝龍へ行ったボディーガード達を足止めするだけの人がいた。

葵達も簡単には行けてなかった。


葵「よっ……うか!」

『え?』

葵「陽花!行け!」

『……。』


確かに私はNOマークされていて自由に動ける。


葵「お前にしかたのめねぇーんだよ!」

『……。』

葵「お願い。私ももう誰も失いたくないよ。」


ドクンッ!!


葵も私と同じ気持ちだった。


ドクンッ!!


もう誰も失いたくない!!!!!


皆に手を出させない!


私は輝龍の倉庫へと向かった。
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