ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
次の日。陽花は普通に学校へ来ていた。無視はされたけれど。

私は屋上へむかう。そこには輝龍達。



拓人「もぉー遅いよー。葵ちゃん!」

『すまん。』

輝「特に何するって訳でもありませんがね。」



プルルルルルルッ



龍「チッ。俺のかよ。」



出ていったと思ったらすぐに帰ってきた。



龍「チッ。」



思いっきり壁を蹴った。あらら、ご機嫌ななめのようです。



優樹「どうした?なんかあった。」

龍「お見合いだってよ。それも大きい企業の娘
さんだとよ。だからわかってるな?って。
絶対受けるつもりないし。」

『お、お、お、お、お見合い!?』

優介「コイツ。凄いとこのぼっちゃん。こんな
格好してるけどな。」

『がっぽがっぽの息子ね。雰囲気ないわ。』

龍「あったら困る。」

『で?いつなのそれ。』

龍「2ヶ月後。」

健「なら、文化祭終わったあとやん。せやから
文化祭楽しんでそんな事忘れや。」

『え、早くない?』

優樹「理事長の気分だ。」

『なんてマイペースな。』

拓人「あははは。マイペースって面白いこと言
うね。」

『え、思った事言っただけ。』

輝「ならHRに出なければ決定権はありません
よ?」

優樹「しゃーねー。出るか。」

健「せやな。」


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