ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
珖「蒼汰……それ。」


まぁもうバレたよね?ってか紅棘の特攻服を来てる訳だし。


蒼汰「それは後でね。今は前だけ見てて。」


皆も驚きが隠せない様子。

そして戦いは続行した。蒼汰もいる事でほぼ倒せてきている。


葵「皆!!!!」


葵達もすぐにやって来た。もちろん葵も特攻服来てる。達也め海叶も大騎も。

呆然としていふ輝龍に対して葵達は次々と倒して行く。

ほぼ葵達の勝利といってもいいくらいだ。


『はぁ。私はまた、役たたずか。』


ため息をつき下を向いた時だった。


龍「危ない!」

『え?』


後ろからもボディーガードが来てきて龍が私の手を引っ張ってなんとかナイフに当たらずにすんだ。


「なんとかお前だけでも殺す!」

龍「それはてめぇーだ!」


思いっきり蹴飛ばしてボディーガードは気絶した。

ありゃりゃ凄い威力。


龍「陽花っ!!!」

『え?』


なんで……私、龍に抱きしめられてるの?


トクン、トクン、トクン。


心臓の音がする。

なんか顔が熱い。何この感じ。初めて。


──龍「陽花っ!!!」


初めて……名前で呼ばれた。

ただそれだけなのに……なんで顔が熱いの?こんな私、知らない。


その頃にはボディーガード達は倒されていた。お父様は警察に連行された。


ついに陽花の氷のハートが溶かされた。


陽花(なんで?こんなに熱いの?///)

葵(皆を守れた。優樹……また顔が///)


これから恋の修羅場を迎える。

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