ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
私達が紅棘になった訳。まぁ遺伝って感じ。
葵、達也、海叶、蒼汰、達也の父さんが紅棘だった。それぞれ結婚して子供が生まれた。
それが私達。
父さんは毎日のように集まってだべってたから私達も毎日海叶達と遊んでた。
だから幼なじみってのか理解出来んじゃん?
陽花は……たまたま倉庫に迷い込んで来た。
ある日ふと女の子がドアの前に立ってた。その子は迷子になってここまで来たと言う。
その子は本当に方向音痴で毎日迷ってた。
で、いつしか倉庫に来るのが習慣となり毎日あそんだ。
後は……そう、父さんは死んだ。それは言ってたよね?
その死んだ理由は
私達はいつも通り外で遊んで暑くなったので倉庫に戻った時の事だった。
ゴールを倉庫としてかけっこをしていた。
私達は競り合いながら行き、陽花は足が遅かったため遅れていた。
葵「やったぁ!1番!」
達也「くそ!また負けた!」
海叶「相変わらず速いね。」
蒼汰「疲れたー。」
大騎「また陽花ビリじゃね?」
葵「暑いから先入ってよ。」
「「そうだね。」」
倉庫に入ったら目の前には父さん達が血を流して倒れていた。
父さん「お前ら……にげ、ろ。」
「「え?」」
すると外から知らない人の声が聞こえてきた。だんだん近付いてくる。
私達はすぐに物陰に身を隠した。