ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
『こ、こんなにあんのかよ。』

陽花「うっさいわね。とっととやるわよ。」

『お前は寝てろ。俺がやる。』

陽花「1人よりも2人の方が早い。」

『言ったろ?俺はエリートだって。』

陽花「もー。言ってればー。」


そう言って陽花はすぐそこのソファーに寝っ転がった。スースーと寝息が聞こえる。

相当疲れてるんだな。


『さぁーて。やるか。』


ずっとモヤモヤした事を考えていた。考えながらも手はどんどん進む。

結局、答えが出ないまま。


『あれ?もう束が無い。』


仕事は終わった。


『あー。ねみー。こういう時は寝るのが1番。』


なんて独り言をいいながらねる場所を探すが、下手に部屋を出たらこんな大きい家、迷って戻って来れない。

んー。

少しくらい意地悪してもいいよね?


< 156 / 245 >

この作品をシェア

pagetop