ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
【陽花side】


『……ん?』


太陽の明かりに起された。


『はぁ。もう朝か。って!え!?』


あの山ずみに置いてあったプリントが綺麗に片ずいている。


『え!?これ夏希が1人で!?』


エリートは伊達じゃ無かったみたい。

そういえば夏希はどこ?
辺りを見回すと


『うっわ!?な、なんで私に捕まって寝るわけ?』


私の上にしがみついて寝ている夏希。私の足を抱き枕にすんなよ。


『で、今何時?』


時計の針は9時を指していた。


『やっば!遅刻!!!!!』


慌てて家を飛び出した。

学校についたが、セーフ……にはならない。完全なる遅刻。


葵「陽花!!」


笑顔で走りながら来てくれた。


『葵!』

葵「遅刻だぞ。」

『えへ、寝坊しちゃって。』

桜「葵ー?」

葵「うわっ!?まだ付いて来る!」

『また追っかけられてるの?』

葵「あれをどーにかしてくれー。」

『皆は?』

葵「皆もお手上げです。」

『まじか。』

葵「よし、今のうちに屋上行こ!」

『え?えぇー!?』


そのまま引っ張られ屋上に行く。
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