ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
睨まれること2時間。

あぁ。面倒臭いな。


夏希「うぉぉあぁぁいっ!!」

『今度は何!!』

夏希「お前なぁ!!!」

『げっ!』

夏希「げっ、じゃねぇーよ!」

『何よ。』

夏希「なんで俺を置いてった!!」

『遅刻しそーだったから。』

夏希「でも隣で寝てる俺に声かけろよ!」

『人を抱き枕にしておいて何言うの?』

夏希「寝るとこそこしか無かったんだよ!」


答えになってねぇーよ。


『で?あのプリント全部終わったわけ?』

夏希「あぁ。」

『1人で?』

夏希「そーだっつてんの!」

『嘘だ!!』

夏希「本当だわ!!」

『まぁ、礼だけは言っとく。』

夏希「おう。」


夏希「なぁなぁ(コソッ)」

『何?(コソッ)』

夏希「なんであの女睨んでるの?(コソッ)」

『あー。いつもの事。』

夏希「いつも!?」

達也「おい。ソイツだれ?」

『あ!皆にはまだ紹介して無かったね。』

夏希「坂下 夏希。」

『一応幼馴染み。』

海叶「俺ら以外にもいる訳?」

『まぁね。でも皆の方が付き合い長いから!』

海叶「あったりめぇーだろ!」

『ですよねー。』

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