ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
【陽花side】


『ってかなんで知ってるの?』

夏希「それは婚約パーティーの招待状が来たから。」

『婚約パーティー!?』


な、何それ!聞いてない!

慌てて携帯を取り出した。


あー、声も聞きたく無かった。けどしょうがないよね?


プルルルル……oneコールで出た。


「もしもーし?陽花から電話してくれるなんて珍しい。」

『雷……お前ぇ。婚約パーティーなんて聞いてないぞ。』

雷(らい)「あー。びっくりさせようと思って。」

『は?承諾した覚えないけど。』

雷「まぁーってことでやるから。」

『絶対やだ。』

雷「わがまま言わないの。」

『別にやるのが嫌じゃないの!あんたに会うのが嫌だっつてるの!』

雷「何?俺そんなに嫌われてるの?」

『お前……何したか分かってる?』

雷「今回は堂々と出来るね!夫婦だから。」

『ふざけんな!!!』


そのまま電話を切った。


『あー、もう!』


やだ……。



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