ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
「お前、なんて口の聞き方!」


隣にいた男が言った。


陽花「やめて。雷。」

雷「は?何言ってんだ?」

『ねぇ。』

雷「お前……誰に向かってその口を向けている。慎め!」

陽花「雷っ!!」


キッと睨みつけた陽花。


陽花「ごめん。葵。ごめんね。」

『なんで謝るの?』

陽花「ごめんね。」


そう言って他へと言ってしまった。


『陽花……。』

雷「てめぇー。」


この男が睨んでくる。


雷「俺のを勝手に呼び捨てにするな。」

夏希「さっきから五月蝿いよ。雷。」

『夏希……どういう事?』

夏希「見たまんま。無理矢理だよ。陽花は承諾なんてして無いけどね、契約的には成立してる。」

『そんな……。』

雷「夏希。お前は身をわきまえろ。俺を誰だと思ってる。」

夏希「雷。」

雷「呼び捨てをするな。」

陽花「ねぇ。ここで喧嘩とか勘弁して。」


──『これって何のパーティー?』

──龍「……。」


あれはこう言う意味だったの!?そりぁ龍も納得しないわな。

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