ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
【雷side】



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浅井父「本日、来て下さりありがとうございます。」

清宮父「こちらこそ、お呼びいたたぎ光栄です。」

『は、はじめまして。清宮 雷です。』

陽花「はじめまして。浅井 陽花です。」

浅井父「2人は向こうで遊んでなさい。」

陽花「はい。雷くん。こっちだよ。」


そう言って先導してくれて部屋に連れて行かれた。


『ここは?』

陽花「わたしの部屋だよ。」

『な、なんかシンプルだな。』


ベットとドレッサー、テーブルにイス。ピンクで統一されてるけどそれだけしかない。


『空っぽ。』

陽花「空っぽ……ね。」

『どうした?』

陽花「んーん。何でもない!ほら座って。」


そこにあったイスに座った。


執事「失礼いたします。お飲み物をお持ちしました。」

『あぁ。ありがと。』

陽花「澪旺(れお)~!ありがとー。」

『澪旺?』

執事(澪旺)「ここではその呼び方はやめてくださいませ。」

陽花「あっ!ごめん。」

『お前。陽花の執事か?』

執事(澪旺)「はい。そうですが。」

『お前。若すぎないか?いくつだ?』

執事(澪旺)「12でございます。」

『俺と同じか。』

陽花「じゃあ雷くんも私と同い年だ!」

『お前も中学生か。後、雷でいい。』

陽花「うん。雷!」


笑った顔は。
ひまわりのような明るい笑顔だった。

俺はここで多分陽花に惚れてたんだよな。


ガチャ-ンッ


陽花「きゃっ!」

『お、おい。へーきか?』

執事(澪旺)「またかよ。」

陽花「えっへへ。またこぼしちゃった。」

執事(澪旺)「何度も気よつけろって言ってるのに。」

陽花「ごめんねー。」

執事(澪旺)「またテーブルクロス洗わなきゃ。」

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