ばか、嫌い。でもやっぱ好き。



『陽花……。』

陽花「いや!」



バンッ!!

枕を投げつけられた。




『……。』

陽花「出てって。」

『……。』

陽花「聞こえなかったの?出てって(殺気)」

『(ゾクッ)』



その日は帰った。その後も何回も行く機会があった。




『久しぶりだね。陽花。』

陽花「っ……。」

『そんなに警戒しなくたっていいじゃないか。』



ジリジリと寄っていく。



陽花「やっ!来ないで!」

『安心してよ。』

陽花「……?」

『君がどう足掻いても男の力には勝てない。』

陽花「なっ!?」

『陽花は僕の物だ。』

陽花「やめ……ん!?んぅ~!!!」




陽花「ひっぐっ。なんで。」



笑顔で無く絶望の顔だった陽花。



『いいねぇー。その顔。そそるよ。』

陽花「うぅ~……。」

『また来るよ。』



< 177 / 245 >

この作品をシェア

pagetop