ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
『陽花……。』
陽花「いや!」
バンッ!!
枕を投げつけられた。
『……。』
陽花「出てって。」
『……。』
陽花「聞こえなかったの?出てって(殺気)」
『(ゾクッ)』
その日は帰った。その後も何回も行く機会があった。
『久しぶりだね。陽花。』
陽花「っ……。」
『そんなに警戒しなくたっていいじゃないか。』
ジリジリと寄っていく。
陽花「やっ!来ないで!」
『安心してよ。』
陽花「……?」
『君がどう足掻いても男の力には勝てない。』
陽花「なっ!?」
『陽花は僕の物だ。』
陽花「やめ……ん!?んぅ~!!!」
陽花「ひっぐっ。なんで。」
笑顔で無く絶望の顔だった陽花。
『いいねぇー。その顔。そそるよ。』
陽花「うぅ~……。」
『また来るよ。』