ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
結局ギャーギャー言いながらもベタとか言っていたマフラーを選んだ桜。



桜「~♪」

『楽しそうで何よりです。』

桜「葵!ありがとね!」

『別にいいよ。でもそのマフラー長くなかった?』

桜「長めのを選んだんですわ。」

『なんで……まさか。』

桜「その通り!!2人で巻けますから♡」

『はぁー。やっぱり頭も馬鹿だった。』

桜「~♪」



まぁ、桜が嬉しそうだからいっか。



『わっ!?』

桜(にんまり)

『な、何よ。』

桜「葵も頑張ってねー(ニヤニヤ)」

『な、何をよ!』





私の右手には袋が握られている。これは何かって?これは……




桜「優樹へのプレゼント♡」

『だ、だまれー!』




ノリで買わされたプレゼントです。



はぁ~。これ……どうしよう。




桜「渡してしまえ。」




絶対無理だよー。




桜「葵なら平気よ。」




だって~……




『って!心に話しかけるのやめて!』

桜「テヘ♡」



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