ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
【葵side】
いつもドアを開ければ輝龍が迎えに来る。なんでだかよく分からないけれど。
学校の正門につくと昨日の文化祭の面影は何も無いほどに片ずいている。
下駄箱に向かう途中だった。
「「うぉおおお!!」」
男共の声がする。……陽花か。なんとなく察した。昨日居なかった文に男共が群がる。
陽花「え、ちょっと。離して。」
1人の男が腕を掴む。
優樹「またアイツかよ。全く物好きもいたもん
だ。」
拓人「あーおーいー?聞こえてる?」
『それ以上掴んじゃ……』
龍「あ?アイツのことか?」
陽花「離してよ。おね……がい。」
カクンッ
そのまま陽花は倒れ込んだ。
『陽花!!!!』
駆け寄りそのままおぶって屋上まで連れていった。陽花をおぶるのは慣れている。昔からしていたから。
優介「なんで連れてきた理由?」
『なんでそんなに陽花を嫌う理由?』
優介「先に質問に答えろよ。」
『優介が言うまで言わない。』
優樹「簡単だ。アイツがそこら辺の女と一緒だ
からだ。」
『は?』
龍「毎回媚び売られてたらたまったもんじゃね
ぇーよ。」
『何勝手に決めつけてる。』
優樹「それにお前を泣かせてる。」
『アンタらのせいだろ?勝手に連れ出した。』
優樹「だからなんだよ。」
『陽花を空き教室に待たせてた。陽花は夜まで
待っててくれた。昼から。だから怒ったんだろ?なんでって。』
優樹「は?なんだそれ。」
龍「それでも俺はコイツを認めねぇ。」
優介「こんな媚び売ってるやつが。」
『陽花は媚びなんて売ってない。』
優樹「今までのを見てよく言うな。」
『だって……だって!陽花は男嫌いだよ!』
優樹「は?」
『さっきだって長く触れられたから倒れた。』
輝「何を言ってるんです?」
『じゃあ見た事あんのかよ。陽花が男共にベタベタ触ってるとこ。』
拓人「それは……無いけど。」
『男嫌いだから私が男共から守ってるの。』
いつもドアを開ければ輝龍が迎えに来る。なんでだかよく分からないけれど。
学校の正門につくと昨日の文化祭の面影は何も無いほどに片ずいている。
下駄箱に向かう途中だった。
「「うぉおおお!!」」
男共の声がする。……陽花か。なんとなく察した。昨日居なかった文に男共が群がる。
陽花「え、ちょっと。離して。」
1人の男が腕を掴む。
優樹「またアイツかよ。全く物好きもいたもん
だ。」
拓人「あーおーいー?聞こえてる?」
『それ以上掴んじゃ……』
龍「あ?アイツのことか?」
陽花「離してよ。おね……がい。」
カクンッ
そのまま陽花は倒れ込んだ。
『陽花!!!!』
駆け寄りそのままおぶって屋上まで連れていった。陽花をおぶるのは慣れている。昔からしていたから。
優介「なんで連れてきた理由?」
『なんでそんなに陽花を嫌う理由?』
優介「先に質問に答えろよ。」
『優介が言うまで言わない。』
優樹「簡単だ。アイツがそこら辺の女と一緒だ
からだ。」
『は?』
龍「毎回媚び売られてたらたまったもんじゃね
ぇーよ。」
『何勝手に決めつけてる。』
優樹「それにお前を泣かせてる。」
『アンタらのせいだろ?勝手に連れ出した。』
優樹「だからなんだよ。」
『陽花を空き教室に待たせてた。陽花は夜まで
待っててくれた。昼から。だから怒ったんだろ?なんでって。』
優樹「は?なんだそれ。」
龍「それでも俺はコイツを認めねぇ。」
優介「こんな媚び売ってるやつが。」
『陽花は媚びなんて売ってない。』
優樹「今までのを見てよく言うな。」
『だって……だって!陽花は男嫌いだよ!』
優樹「は?」
『さっきだって長く触れられたから倒れた。』
輝「何を言ってるんです?」
『じゃあ見た事あんのかよ。陽花が男共にベタベタ触ってるとこ。』
拓人「それは……無いけど。」
『男嫌いだから私が男共から守ってるの。』