ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
『まだ陽介帰ってきてないのか。』




───仁「明日迎えにいくね。」




『ははっ、これじゃ起こしに行けないね。』


ごめん、ごめんね。


そっと踏み入れた陽介の部屋。

大好きな人の匂いがする。




カチカチと時計をいじって帰る。




もう日付が変わった。


『まだ帰ってこないね。陽介……。』




会いたいよ……




口にだしては言えなかった。







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