ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
目の前で好きな人が戦っている。

俺よりも素早く、1発が重い。




なんだよ。なんだよ!!!!



女に守られるだなんて……


悔しいな。強くなりてぇ。



ちくしょう……畜生!!!!!






優花「もう、終わりよ。」

「お前ぇ……」



優花が拳を振り上げた。



パシッ



優花「邪魔しないで、陽介。」

『それまでだ。』

優花「離してって!」

『なぁ、1つ聞いてもいいか?』

優花「何よ。」

『仁と付き合っているのか?』

優花「……そんな……わけない!!!!」

『そっか、そっかー!』

優花「な!?」

『良かったぁ。』



何俺泣きながら笑ってるんだろ。でも嬉しくって……



優花(きゅ~ん/////)

『なら、お前の計画は全部失敗だ。残念だったな。』

「まだ終わってなんて!」


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