ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
ストンと隣に座ってニコニコこっちを見てくるえ、何。怖い。



『何でしょうか。』

陽花「何でもないよー。文化祭終わっちゃった
ねー。」



輝龍はまだ口をパクパクしてフリーズしてる。



輝「次は授業参観ですけどね。」

『は?そんなのあるの?』

優樹「どうせ俺らの親なんてこねぇーし。葵は
来る?」

『私は親はもういないし。』

龍「え?」

『陽花はー?来るー?』



深く聞かれたくなかったから話を陽花にふった



陽花「私ー?来ない来ない。」

優樹「親いないって……」

陽花「そんな事より!ジュース買いに行こ!」

優樹「おい。そんな事よりってなんだよ。葵の
気持ちわかってやれよ。何軽く言ってる
んだ。親のいるお前になんてわからねぇ
ーだろ。」

陽花「えー?そんな事ないよー。」

優樹「やっぱりお前は認められねぇー。」



皆が立ち始めた。そのまま陽花を睨むようにして出ていく。



優樹「葵。行くぞ。」

『えぇ!?』



手を引っ張られる。解こうにも解けない。な、なんでつれてくのー!!!

陽花を残し屋上からでた。

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