ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
着いたのは空き教室。



優樹「おい。親がいないって。」

『こ、交通事故だよ。』



交通事故。そう。そういう事にした。本当は違う。けど言いたくないから。

回れ右をして出ようとする。



優樹「おい。どこへ行く気だ。」

『陽花を置いてきちゃったし。』

優樹「行かせねぇー。」

『でも。』



……どうしてこうなった?なんか私優樹に包まれてるんだけど。それに全く出れない。

独占欲?みたいなのが強すぎる。

はぁー。全くいつ出してくれるんだか。


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