ばか、嫌い。でもやっぱ好き。

─地獄に落ちる少女

『なんだ。これ……』

優樹「ってかここって……」



?1「あ、おい?」

?2「おぃ。ついに幻覚見え始めたか?」

?3「葵。来て……くれたんだ。」

『みん、な……』

?4「な!?本当いるのか!?」

『いるよ!皆大丈夫!?』



そばに駆け寄った。

皆は酷い傷だった。痣や切り傷が多かった。



?4「なんで来た。」

『皆を助けたいから!』

?3「僕が呼んだんだ。」

?2「何故だ!」

?3「葵がいたら無敵だから。」



でも……でも起き上がれないほどにボロボロだこんなんじゃ……戦えないよ。

私が守らなきゃ。


奥にいた奴らを見つめる。



「はっ。やっと気づいたか。」



頭らしき人が前に出てくる。

どうする。戦う?輝龍のいる前で?後々面倒だな。でも守らなきゃ。

戦わな……きゃ。

1歩前へ踏み出す。



優樹「おい!?葵?」

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