ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
『私が……。』

「おいおいおい。こんな可愛子ちゃんが相手してくれんのかい?」

『てめぇ。誰だ。』

「木下組だ。」

『!?』

「おやおや。知ってくれてるとは嬉しいね。」



知ってるも何も裏世界で色々やらかしてる有名な組じゃねーか。

なんでこんな所で皆を……



プルルルルルッ



電話。こんな時に。陽花?


『ごめん。今忙しいから後で。』

《前に携帯突き出して。》

『は?それどころじゃ』

《いいから!》



取り敢えず前に突き出す。



「どうしたゃったのー?可愛子ちゃんー?」

《あんた達……》

『え?陽花!?』

「なっ!?陽花……さんだと!?」



陽花さん!?



《戻れ。》

「これは命令で。」

《あ゛?とっとと戻れつってんだよ!》

「は、はい!」



一瞬にしていなくなる木下組。どういうこと?気づいたら電話は切れていた。



優樹「葵。どうなってるんだ。倒れてる奴らは
桜花(おうか)だよな?」

『そうだよ。桜花だ。』

龍「状況を説明しろ。」

『そ、その前に救急車!!!』



皆を運んでく救急車。私も乗っていく。
病院につくとすぐに手術が行われた。

無事に終わり私は桜花のいる病室にいる。



龍「おい。」

『わかってる。皆は桜花。それは知ってるよね?で皆は私の幼なじみ。』

輝龍「「「はぁぁああ!?」」」

『静かにしろ。ここは病院だ。』

拓人「だ、だって……」

『あ、でも安心して。桜花とは関係ないから。幼なじみなだけ。文化祭に来た子はさっきの電話の子で桜花の人。』

優樹「でもなんで助けをお前なんかに……」

『そ、それは……』



ガラッ。


そこに入ってきたのは……



『陽花。』



白いワンピースをきた陽花だった。




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