ばか、嫌い。でもやっぱ好き。

今日はいつも以上に騒がしい。

そして陽花の機嫌が悪い。まだ気にしているらしい。

どちらかと言うと昨日ので傷つくのは私なんだけどなぁ。

陽花になりたい。心の底から思った瞬間だった


───
─────


何時間もふざけていた。ジリジリと照りつける太陽。もう気づけば夏。

暑いな。


陽花「喉乾いたー。自動販売機行ってくるね」

『行ってらっしゃいー。』


ドクン。


心臓が物凄く揺れる。何だ?この疼きは。


ドクン。ドクン。ドクン。


次第に早くなる。


カシャンッ


優樹「葵?どうした?」

『な、なんでもない。』


立っていられないほど心臓は強く唸る。フェンスにしがみついた。

痛い。痛い。痛い。

この痛みは何?

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