ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
【陽花side】


『何当たり前のようについてきてるのよ。』

龍「別に。たまたまじゃない?」

『ったく。つれないなー。』


飲み物も買って帰る所だった。


ドクンッ


クラッとよろけた。


龍「お、おい!?」

『何……これ。』


ドクン。ドクン。ドクン。


心臓が鳴り止まない。本当に何よ。これ。
まるで昔の時のよう……


ドクンッ


──口を塞がれ身動きの出来ない私。最後に見
えたのは泣きながら私に向けて手を伸ばす
葵。


ゾクッ)なに!?この寒気のようなもの。葵……

葵!!

何だろう。なんか嫌な予感がする。


屋上に駆け上がった先で見たのは……


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