その結婚、ちょっと待った!
スーパーで買い物を終え、自分のマンションに帰り夕食の準備をした。
作り終わって気づいたのはいつもより多く作ってしまった事だ。
大和は居ないのにね…
私はあまり食欲もなくほんの少しだけご飯を食べた。
次の日。
会社に行き、いつものように仕事をしてお昼になると気まずいながらも真尋とお昼を食べた。
「ねぇ桃華?大和とはこのまま別れたままでいいの?」
良いか悪いかなんて分からなかった。
だけど大和も連絡をしてこないのは自分が悪いとは思ってないと思う。
「うん…」
私はそう真尋に言った。
「後悔しない?」
「…しない。」
「分かった…昨日は言い過ぎてごめんね?
大和にすればやっと桃華と付き合う事ができて、二人には幸せになって欲しかったんだ。
元彼に裏切られて大和のおかげで幸せそうだったから…これ以上は私、もう何も言わない。
それより買い出しだけど明日でもいい?」
「え?あ、うん…」
それからは真尋は怒った様子もなく一緒に旅行の話をしたりした。
真尋だって大樹と別れたばかりで辛いのに…
二人が別れたなんて今でも信じられない。
仕事上の会話を二人がしていたが普通にはなしてたし、二人こそ元に戻れないのかな?
真尋は何も言わないし、真尋も私と大和の事を何も言わないと言ってたから私から真尋達の事を聞くことはしなかった。