その結婚、ちょっと待った!




次の日の朝、私はスマホのアラームで目が覚めた。


今日は真尋と大和の結婚式で私の誕生日でもある。


私は起きると顔を洗って歯磨きをした。


用意が終わって鏡を見た。


ちゃんと笑えるかな私…


気持ちを落ち着かせる為にコーヒーを飲んだ。


家を出る時間が近づくと私は落ち着かなかった。


このまま行かなかったらどんなに楽だろう。


だけど用意している手紙を見ると行かないわけには行かずに、私はタクシーに電話をしてマンションの外に出た。


外は寒くて私の心みたいだ。


タクシーが着いて乗ると場所を伝え、タクシーは動き出した。


もう後戻りは出来ない…


やがてタクシーは結婚式場に着き、私はお金を払ってタクシーを降りた。


招待状を持って祝儀袋を渡した。


会社の人も何人か居たけどまだ大樹は着ていなかった。


昨日は真尋に気持ちを伝えると言ってたけど伝えたのかな?


挙式の時間が近づいてるのに大樹の姿はなく、少し心配になったが皆がチャペルへ移動したから私も後を追って向かった。




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