夢の勇者と3つの世界

国に向かうまでの道中でいろいろ整理をしてみた。

(まずここの世界では痛みを感じ、匂いや温度もちゃんと感じることができる。たぶん夢ではないのだろう。だからと言ってここがどこかわかるわけではないが、俺は寝て起きたらここにいた。そして彼女は夢がどうとか言っていた。今の俺に起きているこの状況についてなにか知っているだろう....いやまて、まずこの女の子は誰なんだ？！。気が動転していて、すっかり聞くのを忘れていた。)

「君は何者なんだい？見たところ年は12才くらいかな？」

『なんですって！！12才？！私は16よ！！少しだけ子供体型だからって......。』

｢え！いや！本当は20才くらいだと思ってたんだ！すごい色気が..ある..し...な！！！
俺の周りではあえて年をかなり下に言うというギャグが流行っててな..、、｣

(こんなんじゃ全然弁解できてないだろうn....)

『もぉ～冗談でも12才なんて言わないでよ～！色気があるなんて言われても全然嬉しくないわよ～(照れ)』

(こ....こいつちょろい！)

そんなことを思ってしまった。

｢そういえば名前は何て言うんだ？｣

『私はサクラよ！レノール王国の王の娘なの！』

「サクラか、俺のいた世界..というか国ではとても馴染みの深い名前だな。。ってまて、お前お姫さまなのか‼」

『そうよ！驚いた？まあ私も自分はあまりお姫さまっていうタイプではないって思ってるんだけど。。今日は城を抜け出して森に遊びに来たわけなの！』

「あんな獣がでる森にか!？ていうかあのたくさんの獣をどうやって倒したんだ？」

『エパよ。あなたは使うことできないの？』

「エパ？なんだそれ。魔法みたいなものk。」

『タケル！着いたわよ！』

｢最後まで話を聞けよ！それにいきなり呼び捨てか.....｣

そう話しているとレノール王国が見えてきた。