夢の勇者と3つの世界
『エパとは生まれつき必ず持っているものよ。火を操ったり水を操ったり物を動かしたり。種類をあげるときりがないわね。エパの強さはその人の生命力が関係するわ。まあ簡単に言うと寿命が長い人がより強いエパを使うことができるの。庶民の平均寿命は約５０歳と言われているわ。私達王族は約６０歳はいくと言われているの。どう？エパについてわかった？というかエパを知らないってタケルは本当にどこで生まれたのよ！？』

「エパについてはだいぶわかったよ。だけど、この話を聞いてほかにわかったことがあるんだ、俺はこの世界の住人ではないんだ。異世界から来たというのが正しいのかな。まあ薄々感じていたんだけど....」

レノール国王はどうも本気で信じているようではなかった。

サクラは思い出したかのようにレノール国王にこう言った。

『タケルは森の中で倒れていたの！さらにこの世界を夢と言っていたわ！！！』

レノール国王は驚いた顔をして、急に俺に向かってこう言った。

《勇者様よ..世界を救ってください....》
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