ブスが美人に勝ること
『綺麗過ぎて緊張しそう、話してないから判らないけど息が詰まりそうだな』
なるほど、男子でもそんな事を感じるのかな?可愛ければ可愛い程良いのかと思ってた。
『へえ、そんなものなの?』
『他の男は知らないけどさ、あんなに綺麗な女の前じゃ屁も出来ないじゃん』
『もう!私に向かって屁!なんて言わないでよ!まったく』
『ははは、まあそう怒るなよ。お前とは小中と一緒なんだから仕方がないじゃん、お互い異性としての神秘性なんてないしさ。だいたい胸だって小学生の時のまんまじゃん!』
そんなの知ってらい!こちとら風呂場の鏡の前で毎日溜め息交じりに見ているんだから。頭にきた私はそのままラインを終わらせた。
でも純平が美和子に興味を持たなくて良かった、取りあえず今日は安心して寝れる。
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