ブスが美人に勝ること
「やったね!午前中で帰れるなんて。せっかくだから何処かで遊んで帰ろうよ」
嬉しさに鞄をブンブン振り回しながら校門を出た私は美和子にそう提案した。
「そうね、じゃあせっかくだからカラオケでも行こうか?あ!それなら純平君も誘おうよ」
え?え?え?純平?
「確か西校って今日は元々午前中授業の筈だよ」
「へえ、よく知ってるね」
「うん、中学の時に結構仲の良かった男子が西高に居るから。駄目モトで誘ってみようよ、ね?私デュエットで歌いたい曲があるんだ」
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