ブスが美人に勝ること
「カラオケ?良いね~、今日は友達がバイトの日でさ、一人暇を持て余してたんだ」
その言葉に私は気を失いそうになった。
 そして駅で待ち合わせた私達はカラオケ店に向かった、流石に平日の午後とあって店は空いている。
カラオケが嬉しいのか、はたまた美和子が居るからなのか純平のテンションは高かった。
それなら何とか二人に話をさせないよう私は次から次へと曲を入れ、自分が歌う時はこれでもかとばかりに声を張り上げ二人の会話を邪魔した。
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