これでもう僕と同じだよね





彼が振りかざしたナイフが私の左肩を刺す




「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」




急な出来事に思わず叫んでしまう



後ろにある壁からは飛び散って流れた赤い血



何があったの?




大好きな彼がとった突然の行動で脈を打つ度痛みと悲しみが交差する




「あの男は誰だ」



そう言って声を震わせながら彼はまたナイフを突きつけた



「…あの男?」



何も理解できない私は頭が真っ白になる



「とぼけても無駄だ!俺はお前を殺す!!」



彼はもう一度私の背中にナイフを刺した




声が出ないほどの衝撃が私を襲う




息が苦しい…



あの男って…誰なの?




彼は話を聞いてくれない




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