こんなアタシに恋してください。


「だからってなんであたしが…」

振り返って誰か指さそうとしたら
誰もいなかった…。くっそ。


「体育館と逆方向だしなー、
まっちゃんを助けてくれ!
頼むよいのうぇぇー。」


大の大人がそんなことで泣くかね…

はー。


「わかったよ。あたしが行けばいいんでしょ」


「おおお!わかってくれたか、じゃあ頼むぞ!」


顔色コロッと変えやがって、、


「あいあいさー。」


ダッシュで出てったくそ教師の後ろ姿に
舌打ちしてやった。

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