画面の中の君に恋をした
学校で・・・
7月2日
「茉莉花ー。いい加減諦めたら??」
この人は、藤崎萌恵ちゃん。私が高校に来て初めて友達になった女の子
サバサバしてるけど私の頼りになる人。
最近はLINEをしょっちゅう触ってる
今だって私と話してるのに画面から目を話さないで話してる
「うっ・・・だって・・・」
「別れてもう一ヶ月だよ
もういい加減忘れなよー」
「だって・・・ほかの女の子に告白されて彼女振るなんて、絶対私が何もしてないから遼君が私のこと嫌いになったからだよ・・・」
「そりゃ、あいつと話す度にアタシのとこに来て隠れながら話してたら誰だって嫌な気持ちになるでしょ」
「ゔっ・・・好きだから・・・好きだから恥ずかしくて話せなかっただけなのに・・・」
「まあ、そーゆーのはアタシは別にいいと思うけどさ」
「いいんだ・・・」
「うん」
「萌恵ちゃん。相談に乗ってくれるのは嬉しいんだけど、そろそろスマホから目を離そ?」
「えーいいじゃん別に今お昼時間だし」
「三日坊主の萌恵ちゃんがそんなにハマってるなんて・・・」
「三日坊主とは失礼な
アタシだってハマるもんはハマるよ笑」
「何やってるの?」
「んーとね。・・・説明めんどくさい」
「え。」
「あ、茉莉花も入れば?そしたらわかるよ」
「え、ちょ、具体的に話そ?」
「んーーー。
LINEってさ、知らない人と会話できるじゃん?
アタシ今その人たちと話してるんだけど
」
「え、危険じゃないの?」
「ううん、アタシのとこは大丈夫
あらかじめ顔晒ししてもらってるしね。」
「ほー。」
「・・・入る?」