大好きな幼なじみ

クリスマス当日

今日はちゃんと、早く起きて朝ご飯を作った。 


颯太のいいところは… 
いつもご飯だけは、【うまい!】と言って食べてくれる所。 

朝ご飯を食べおわると…私の携帯が鳴った。 


ブーブーブーブー。 

「はい、うん…今から?うん…わかった。じゃぁね。」

私はそれで電話を切った。電話の相手は、元カレ。(同い年で颯太とも仲良し)
「りん、誰から?」 
「元カレ。」
「あ〜あいつか…会いに行くのか?」
「うん。じゃ!夕方には帰る。」

「おうッ!!!!」

私は家を出た。 

すぐ元カレと会って、話をしてた。 
向こうも彼女がいないみたいで…。 
「ごめん〜ちょっと話したかっただけ★」って言われた。 

はっ!!!! 



と気付くと… 

もう夕方… 

私は元カレにバイバイして、スーパーによって帰った。 

颯太…なんか言ってたよね… 

よし!美味しいくて、豪華なご飯作ってあげよ! 

私はそう決めた。 



ダッシュで家に帰ると颯太はいなかった。 

今のうち!とおもって、机いっぱいの料理を作った。 
全部作り終わったのは…7時だった。 

私は…颯太…どこ行ったんだろう?となぜか思い、電話をかけてしまった。 

プループルルルル 

すると… 

「もしもし、りん?」
「あ!颯太…」
電話の向こうから、女の子の声が聞こえる。 

「あ…颯太ごめん。何もない。じゃ…ね…」

と言って電話を切った。 

私ってバカだよね… 
彼女と一緒にいるに決まってるのに…颯太の言葉本気にして、ご飯作って待ってるなんて…;

自分が恥ずかしかった。 
1人で食べるのもイヤだし… 

ラップをかけた。
でもやっぱり、悲しくなって泣きかけていた。 


< 8 / 26 >

この作品をシェア

pagetop