ふたりの薗子
その日の晩、
僕は夢を見た.......。

<その子>の幻影、
イメージが

白い、ふわふわとした
服を着て立っていた。


風の中で。

長い髪を
風に靡かせている。

静かに、透明な瞳で
微笑んでいる。
何か、
僕に語りかけている
ようだ.....。


僕は、何か
話しかけようとした。
だけど、声は届かない...。
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