ふたりの薗子
アドレス帖のその子の
電話番号へ、コール。

呼び出し音が....
5回....10回.....。


回線はつながらず、
留守番電話サービスにつながったので
僕は電話を切った。



本当に存在しているのかどうか、
まだ信じられずに
電話を掛けて、その子の声を
聞いてみたくなったのだ。
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