ふたりの薗子
東のひと駅、隣町で
僕は電車を飛び降りた。
改札を抜け、駅北口から、
大学通りの銀杏並木を駆けていった。
銀杏も今は、盛緑。
馨しい銀杏の香りを浴びながら、
僕は桜台高校の門まで来た。
厳かなブロンズで、
市立桜台高等学校、と
記されていた。
駅から徒歩圏にあると言うのに、
深い森に閉ざされた聖域、と言う
雰囲気だった。
僕は電車を飛び降りた。
改札を抜け、駅北口から、
大学通りの銀杏並木を駆けていった。
銀杏も今は、盛緑。
馨しい銀杏の香りを浴びながら、
僕は桜台高校の門まで来た。
厳かなブロンズで、
市立桜台高等学校、と
記されていた。
駅から徒歩圏にあると言うのに、
深い森に閉ざされた聖域、と言う
雰囲気だった。