ふたりの薗子
僕は、愕然とした。それと同時に
疑念が浮かんだ。
何故?ここまで来たと言うのに。


そう思うと、がっかりして。
その場に座り込んだ。


地面が冷たかった。


うなだれた頬に、夏の風が爽やかだった。



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