貴方に好きだと伝えるまでは
「あぁもうこの際遥斗でいいや」

「もっとオブラートに包んでほしいかな」

「遥斗生贄についてなんか知らないの?」

「逆になんで美咲知らないの?」

「え、知ってんの?」

「…美咲が中1の時説明されなかったの?僕は3年前にされたけどー?」

「覚えてない」

「これだから数学8点なんだよ馬鹿」

「五月蝿いわね遥斗こそ国語12点でしょ」

「…話ずれた」

「いや、私の為みたいに言うな」

「生贄は、先祖様が昔犯罪を犯し陰陽師が神を呼び出した事によって100年に、1度生贄が必要になった」

「え、先祖様何しちゃってんの」

「貴族の鉢を割った」

「あ、馬鹿か←」

「んで来年の秋?がちょうど100年。
旦那様が決めた人が生贄になる」

「パパの為か」

「美咲が選ばれちゃったな…あ、でも」

「何よ」

「生贄の日までに恋が叶えば神の約束が解約される」

「ロマンチックだなぁヤケに」

神様ピュア?←

「美咲もう高3なんだから彼氏ぐらい作ったら?」

「友達が6股かけられてから恋愛が…」

「それいつの話してんの。中1だろ」

…私が恋しないとこの先死ぬ事になる
どーしようか
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