それは、小さな街の小さな恋。


「かの、おかわり。」

「はいはい。」


俊ちゃん、本日2回目のおかわりです。
それにしてもよく食べるな。

見事な食べっぷりに初子おばあちゃんも満足そうな笑みだ。


結局俊ちゃんは3杯のご飯を食べ、それにつられた私もおかわりしてしまった。



片付けを終え、炊飯予約を入れ、そろそろ家に戻ろうとしていると、


「かの、肩揉め。」


でました。有無を言わせないこの言い方。

いつまでたっても私は子分扱いだ。
やっぱり腹立つな。

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