この桜を見て、君は何を想う
そこに、一つの考えが浮かんできた。


さっきまであんなに考えていたのに、なんで思いつかなかったんだろう。

さっきまで叫んでた自分を殴らたいくらいだ。







亮くんに会いに行こう







私は普段、部活以外では自分から行動に移すことはまずない。


むしろ教室とかでは静かで、友達と呼べる人はクラスに半分いるかいないか。



そんな私が、友達でもない男の子の部屋に行こうとしてるんだ。

車椅子に乗り込みながら、心で自分をずっと褒めた。


そうでもしないと、落ち着かなかったんだ。
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