あの頃のように笑いあえたら
「愛㮈、覚えてない?何度か一緒に遊んでもらったはずよ。」
残念ながら、覚えていなかった。
お隣の島田のお婆ちゃんも数年前に亡くなり、今その家には別の人が住んでいる。
「ああ、そういえば、そんな子いたわね」
いつの間にか一緒に写真を見ていたおばさんも覚えているみたいだ。
「優しくていい子でね。確か……げん君って言ったかしら?島田げん君」
ー ーえっ⁈ げん君⁈
「あ、そうそう。げん君だった。あの子、今どうしてるのかしらね?」
「さあね〜あれ以来会ってないからね」
「あれ以来って……?」
源に似た男の子……同じ名前。
でも、名字が違う。
源のはずがない、同じ名前の子なんてどこにでもいる。
違うのは分かっているけど、こんなにドキドキしてしまう。
残念ながら、覚えていなかった。
お隣の島田のお婆ちゃんも数年前に亡くなり、今その家には別の人が住んでいる。
「ああ、そういえば、そんな子いたわね」
いつの間にか一緒に写真を見ていたおばさんも覚えているみたいだ。
「優しくていい子でね。確か……げん君って言ったかしら?島田げん君」
ー ーえっ⁈ げん君⁈
「あ、そうそう。げん君だった。あの子、今どうしてるのかしらね?」
「さあね〜あれ以来会ってないからね」
「あれ以来って……?」
源に似た男の子……同じ名前。
でも、名字が違う。
源のはずがない、同じ名前の子なんてどこにでもいる。
違うのは分かっているけど、こんなにドキドキしてしまう。