あの頃のように笑いあえたら
つよがり

「まって!」

木々の間から眩しい日が差す

私は顔の見えない誰かを追いかけている

その、細く華奢な小さい手が

私を導く

もう少し、あと少し

その瞬間


ひらりと揺れるライトブルー

ーーえ?

ー ーだれ……?
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