あの頃のように笑いあえたら
屋台へと戻ると、昼時は過ぎているのになかなかの繁盛ぶりを見せていた。
「時間だから、代わるよ〜!」
そう言って真子と2人屋台へと入る。
みんなで揃いで作った青いエプロンを締めて。
エプロンには、みんなからのメッセージを書いてもらっていた。
源のは、端のほう。
いつも通り丁寧な字で『楽しもう!』
そんな一言が、源らしい。
店番を終えたメンバーとハイタッチをしてカウンターの前に立つ。
焼き台からは、熱い空気が漂ってくるが、外からの風は冷たい。
喘息が酷くならないといいな。
今日は文化祭の後夜祭だってある、体調崩してる場合じゃない、楽しまないと!
「いらっしゃーい!焼き鳥いかがですかぁ?」
隣りの真子が声を張り上げている。
「あ、愛㮈先輩が店番してる!」
屋台の外からそんな声が聞こえてきた。
「ほら、愛㮈、笑顔!」
「あ、はいはい……焼き鳥、美味しいよ〜食べてって〜!」
愛㮈センパイ……か。
部活に入っていない私には、先輩と呼ばれることは新鮮だった。
「時間だから、代わるよ〜!」
そう言って真子と2人屋台へと入る。
みんなで揃いで作った青いエプロンを締めて。
エプロンには、みんなからのメッセージを書いてもらっていた。
源のは、端のほう。
いつも通り丁寧な字で『楽しもう!』
そんな一言が、源らしい。
店番を終えたメンバーとハイタッチをしてカウンターの前に立つ。
焼き台からは、熱い空気が漂ってくるが、外からの風は冷たい。
喘息が酷くならないといいな。
今日は文化祭の後夜祭だってある、体調崩してる場合じゃない、楽しまないと!
「いらっしゃーい!焼き鳥いかがですかぁ?」
隣りの真子が声を張り上げている。
「あ、愛㮈先輩が店番してる!」
屋台の外からそんな声が聞こえてきた。
「ほら、愛㮈、笑顔!」
「あ、はいはい……焼き鳥、美味しいよ〜食べてって〜!」
愛㮈センパイ……か。
部活に入っていない私には、先輩と呼ばれることは新鮮だった。