アリストの3姉妹
『なんという事でしょう?魔女の生き残りは、私たちだけではなかったのですね。』
『大切な家族が、無意識のうちに世界を闇に包む罪を犯しながら、自らの命を失おうとしているなんて』



『そう、わたしは一人ぼっち。あなたたちが憎い。淋しい、暗い。砂漠の日中は熱い苦しい。砂漠の夜は寒い。冷たい。心細い。広い世界に解き放たれたい。なのに、暗い。誰もいない広い砂漠に未来永劫・・・一人。。。。だから、憎い!!あの娘たちが憎い。死んでしまえば良い!!死んでしまえば・・・そして、私も、死んで寂しさから逃れたい』

三人の頭の中では、闇の中の孤独な声が響いていた。
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