アリストの3姉妹
3人は深い深い、砂の穴の中にいた。
見上げる頭上高くに青空が見えていた。

一気に緊張は解け、3人はその場でへたり込んだ。

『疲れた・・・』
『ロッティ、平気?』

ロッティは何事も無かったかのように機嫌よくブロロロと、鳴いている。

『ま、馴れたものね。』
と、今回最も大きな力を使ったウェンディはにニヤリ笑っていたが、風を受けてボサボサな頭で様にならない。

ウェンディが遠くでうなる風の唸り声を少しでも遅く聞き逃していたなら、3人の連係プレイは無かったことだろう。あっという間に砂の下に生き埋めにされていただろう。

しかし、こうして、優秀な魔女3姉妹は、無事に砂漠の旅を続けていた。
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