イス取りゲーム
「なにいい子ぶっちゃってんの?」
「そんなことしてない。
ただめんどくさくなっただけ。」
「は?
一緒になって楽しんでたくせに?
今さらめんどくさい?
笑わせんな。」
美咲は鋭い視線を鈴香に向けて
一言だけ放った。
「ちょっと来い。」
鈴香はそれに頷くと
美咲の後ろをついて行った。
どうしよう…。
なんでこんなことになったの?
いや、そもそもの原因は鈴香じゃん。
あいつがあんなこと言うから
美咲が怒っちゃったんだよ。