イス取りゲーム
ありきたりな答えかもしれないけど
これが丁度良いんだ。
今はもめてるかもしれないけど
私達4人なら大丈夫。
この誤解も必ず無くなって
前みたいに…いや、前以上に
仲良くなれるはず。
「2人とも楽しいみたいで
良かった〜。」
その後、私は黙々とご飯を食べて
千代とお母さんは
千代の学校生活の話で
盛り上がっていた。
「ごちそうさまでした。」
「もういいの?
千尋ったら全然
食べてないんじゃないの?」
「ううん。
もうお腹いっぱいだし
たくさん食べたよ。」
「だったらいいけど…。」
お母さんは何か言いたげだったけど
それを見なかったふりをして
食器をキッチンに持って行くと
2階の自室に戻った。