イス取りゲーム
水筒をカバンに入れた時
カバンから水色の手紙が出てきた。
『千尋へ
いきなり手紙を書いてごめんね。
この前千尋に学校楽しい?って
聞いた時からずっと不安だったの。
千代はすっごく楽しそうに話すけど
千尋は「うん」しか言わなかったし
何かを隠してるのを感じたから。
学校で何か嫌なことがあったの?
つらいことでもあったの?
今すぐ言えとは言わないけど
お母さんに話したくなったら
いつでも行っておいで。
お母さんはいつでも
千尋の味方だよ。
お母さんより』
手紙を見た途端、涙が溢れ出した。
お母さんは私の異変に
気づいてくれてたんだ。
やっぱり………死にたくない。
自殺なんてして
家族をつらい気持ちにさせるなんて
私にはできない。
バカな考えはやめよう。