きみと恋の話をしよう
「まずは、千花って呼ぶところからスタートしてみようかな」


佐橋先輩が真顔で言い、私は笑って頷いた。


「じゃあ、私は疾風先輩って呼ぶところからスタートしますね」


恋愛小説はたくさん読んだけど、私と先輩の恋の話はようやく序章にたどりついた。

先輩と作る恋愛ストーリーはどんなに幸福だろう。
どんなにドキドキして、どんなに笑顔になれるだろう。

たまに泣いたり、怒ったりもするのかな。
でもそれって、恋愛小説では大事なエッセンス。

だから、ありとあらゆることが今は楽しみでしょうがない。


ねえ、もっとたくさん、恋の話をしましょう。


私たちは照れて笑って、もう一度お互いの身体をぎゅっと引き寄せ合った。



〈おしまい〉







時期は未定ですが、その後のふたりを続編でお届けできたらと思います。
お読みくださった皆様に感謝!


2016.2.28
砂川雨路



< 100 / 100 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:204

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

元カレ救命医に娘ともども愛されています

総文字数/101,603

恋愛(純愛)158ページ

表紙を見る
かつて女の子だった人たちへ

総文字数/99,972

恋愛(その他)165ページ

表紙を見る
熱情滾るCEOから一途に執愛されています~大嫌いな御曹司が極上旦那様になりました~
  • 書籍化作品
[原題]じゃじゃ馬は馴らさずひたすら愛でるもの

総文字数/106,766

恋愛(純愛)207ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop