きみと恋の話をしよう
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翌日の日曜は普通にバイトがあり、佐橋先輩はやっぱり普通に顔を出した。
昨日会ったばかりだけど、顔が見られて嬉しいなんて、私の思考は最近ちょっと変だ。
佐橋先輩は恋愛小説を買いに来ただけ。
もともと、私と佐橋先輩じゃ世界が違う。趣味が似てるからって、同一視しちゃだめだ。
さらに翌日は月曜日。
登校してすぐに、私は親友の菜絵に捕まった。
「ちょっと、千花!見たよ!」
「は?何?大河ドラマ?」
「大河見て、月曜朝からテンション高い女子高生ってどうよ。好きだけども、大河!そうじゃなくて、もっとすごいもの見たって言ってんの」
菜絵さん、わけがわからないです。
すると、菜絵は教室の隅に私を引っ張っていき、誰にも聞こえない声でささやいた。
「土曜、ポートマートKにいたでしょ」