草食系彼氏がヤキモチを焼いたら
またまた一緒に帰りません
お昼休みも終わって、午後の授業も終わって、やっと帰りの時間になった。



そわそわして、雪くんを待っていると、侑李が近づいてきた。



「おい不審者。帰るぞ」



「なっ!私は、不審者じゃないもんっ」



「はいはい。いいから、帰るぞ」



適当な返事をする侑李にイラッとして、無視をしようとしたけど、あることに気付いてできなかった。



「………今日も一緒に帰るの?」



「当たり前だろ。1日だけで効果があると思うなよ」



「そ、そうだよね〜!あははっ」



「…………お前、もしかして」



侑李は、私の顔を呆れるような顔で見る。



「だっ、だって!侑李が早く言わないから……」



私が慌てて侑李にいうと、侑李は深いため息をした。


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